Vol.7-No.13 2014.06.10Vol.7-No.13 2014.06.10
Vol.7-No.13朝読第一人者大塚笑子先生の講演会実施!
5月29日(木)、平成26年度の教員研修として、林公先生と共に「朝の10分間読書」を、我が国で最初に立案・実施し、全国への普及に努めてこられた大塚笑子先生のお話を伺いました。
・・・以下、大塚笑子先生の紹介文より引用・・・
船橋学園女子高校の林教諭は、授業中に平然と私語を交わす生徒の増加に苦慮していたが、偶然手にした「『黙読の時間』のすすめ」に述べられた黙読の驚くべき効果に問題解決の手がかりを発見した。そこで、朝の一斉読書を提案した。多くの同僚が賛成したが、強硬な反対意見も出て、提案が暗礁に乗り上げる中、同僚の大塚教諭はクラスで林教諭の提案をいち早く実行に移していた。ざわめく始業前の学校の、そこだけが静寂を保つ教室で、一心に読書する生徒達の姿を見た教師達に提案への反対はもはやなかった。「朝の読書」は全校で実施されることとなった。 1.皆でやる 2.毎日やる 3.好きな本でよい 4.ただ読むだけ の4つの決まりに従う「朝の読書」の時間には、全校が快い緊張に満ちた静かな別の空間に変わる。生徒に集中力がつき、自信と思いやりの気持ちが生じ、教師や生徒、両親の会話が増えるなど効果は劇的だった。 |
大塚笑子先生「そう思いませんか?」 |
大塚笑子先生「いいですよね」 |
・・・講演会を企画・担当した教員の感想・・・
● 大塚先生が毎日書かれていたクラス通信「あこがれ」の内容は、「今日も元気でね」で締めくくられる先生の願い、毎日4人登場する生徒への思い、そして星野冨弘さんの詩画と決まっていたとのこと。講演での熱意あふれる話しっぷりとは違う細やかな通信です。読書と毎日のクラス通信を通して、生徒を慈しみ生徒の力を伸ばしてこられました。こうした生徒を思う気持ちは、教師である限り、時代が変わっても変えてはいけない大切なものだと思います。そんな細やかな先生ですが、名古屋駅までの往復の車中では豪快にしゃべり続けられ、本当に楽しいひとときを過ごさせて頂きました。朝の10分間をこれからも大切にしていきたいものです(図書研修部牧野教諭)。